拝啓

　向夏の候、皆様にはいっそうご活躍のこととお慶び申し上げます。2013年度男子キャプテンをさせていただいた大坂です。

　まずは、この１年間幹部として至らぬところが多くあったにも関わらず、温かく見守り続けてくださったOBの方々、文面ではありますがこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。お忙しい中、練習や大会会場に足を運んでくださった方や、全医体出場に際し寄付をしてくださった方々、現役部員だけでなくOBの方の支えがあってこそ成り立つ部活であるということを身にしみた1年でした。

　男子は今年、念願であった西医体団体戦優勝を成し遂げることができました。先輩方が築き上げてこられた島根大学軟式テニス部がついに花開いた結果だと思います。この瞬間にキャプテンとして立ち会えた自分は幸せ者であり、団体戦に強い島根大学軟式テニス部をいい形で次の代に引き継ぐという最低限の職務は果たすことができたと安堵しております。最上級生であった、竹村先輩、上田先輩、新見先輩を中心に団体メンバーだけでなく、男女部員全員の応援の力の元、素晴らしい団体戦を行うことができました。また、島根大学の団体戦を後輩に見せることができたことに喜びを感じました。

　自分は、この1年間、キャプテンとはどうあるべきかを考えながら過ごしました。1年間考えた結果、答えを出すことはできませんでしたが、分かったことは部員がキャプテンについて来るかどうかは、キャプテンが誰よりもひたむきにテニスを行っているかどうかで決まるということです。自分はリーダーシップをとるのが苦手で、部員に注意したり引っ張ったりすることがなかなかできませんでしたが、1年間キャプテンをやってこれたのは、泥臭く、一生懸命テニスに打ち込んだからだと思います。また、一緒に幹部を行った同期と、5,6年生の協力が自分にはとても大きな力になりました。

　これからは、渡部・真玉両キャプテンを中心に部が作り上げられていきます。今度は、自分が幹部をサポートしていく側として、先輩方に至らないまでも支えていけるよう精進いたします。簡単ではありますが、以上で退任のあいさつとさせていただきます。1年間お世話になりました。

　敬具

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2014年　6月　吉日　　大坂　聡